日箱

日常を箱につめる作業

変なプライドは捨てるべきっていう話。

他人の面倒をみることができる上限は5人で、それ以上の人を同時に面倒みることはできない。っていう話を、その昔、取引先の偉い方に言われたことがある。では100人を指揮するためにはどうすればいいのか。それは5人の面倒をみることのできる人を増やせばいい。一人が5人の面倒を見る。その5人がさらに5人の面倒をみる。そうすることで組織は大きくなっていく。

大きな企業に入ってみて、その言葉の意味がよくわかるようになったなぁと。そんなことをぼんやりと想う。 この前も書いた気がしますが、転職して数か月たったわけですが、いまだに環境に慣れてこない。なんというか、前職は2,30人の規模で半数以上が自分より若い集団だったので、それが一気に10倍以上に増えて、さらにチームでは自分が一番年下っていうこの環境。チームの人ともそんなに仲良くできていないし、頑張ってはいるものの人見知りを存分に発揮してる。いろいろと仕事も指示をされて、やろうとは思うものの、どこの部署にどういう許可を得ればいいのかとか、どこまで勝手にやったらいいのかとか、そういう判断が一向につかない。そしてそういうことにばかり気を取られていると、凡ミスが目立ち始め、取り繕うとしてもっとボロがでるみたいな悪循環…。自分ってこんなにも処理能力が低かったのか…と自身に失望するばかりである。

前はほんとに偉い人に確認さえ取っておけば大体なんでもできたし、いくつもの部署の人に参画してもらったり許可を得たりみたいな必要もなかったので、そういうところにとても困惑してる。そして何よりも人の多さ…そして優秀な人の多さ…。ほんとに自分のスキルの低さに失望することが多いなぁと。よくこんなレベルで会社の売上作って人を管理してたなぁと。部下だった子たちにも申し訳ない気持ちになる。

管理職だった人とか年配の方が転職活動がうまくいかない理由っていうのがなんとなくわかるような気がします。下手に管理職とかやってしまうと自分が管理されるっていうことにとても困惑する。この年でも「なんかやだなぁ」とか思ってしまうので。まぁ、若いうちにこういう経験ができてよかったなと、今は思ってます。日々精進するばかり。