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日常を箱につめる作業

私が退職した3つの理由

以前から何度かブログで書いているように、昨年末に転職しました。

ちょくちょく色んな所で、同じくらいの年齢の方に、転職ってどうやるんですか?とか、どうして転職したんですか?などときかれる事があったので、個人的に色々と考えを整理しておこうと思い、何回かに分けて転職活動のエントリーを書こうかと。転職を考えている方や転職活動中の方の参考にでもなれば。

さて、前の職場は新卒で入ったんですが、入社した時点で「ここでは最低3年、長くて5年」と考えていました。ちょうど、4年半くらいいたことになります。会社の規模としては小さく派遣やパートの方を含めて30人前後の会社です。

同期は3,4人いたんですが、全員入社3年未満で辞めてしまっていました。それぞれが割と個性的で仕事はできるが協調性が皆無、ただその「仕事ができる」というのも、言われたことはきっちりこなせるんだけれど、それ以上の仕事は出来ない、そういう人達だったな、と思います。そんなに仲も良いわけではなくて、現在それぞれ何をしているのか、とかそういうことは一切分からないです。

まぁ、そんなことはさておいて、以前の職場では比較的年齢の近い方が多く、さらに言えば社員に関して言うと年下が半分以上いました。小さい会社でありがちな、必然的に、それなりに仕事が出来る、出来そうだな、という人にどんどん仕事が振ってくる体制で「採用業務に始まり、プログラミング・カスタマーサポート・社内システム保守・予算管理・売上目標設定・広告運用・媒体折衝・社内イベント運用」などなど、多分小さい会社でやるべき業務については殆ど齧ったかなと思います(出来ている、できていないは別として)。

そんな私の経歴はさておいて転職理由は大きく分けて3つだったかな、と。

1.相談できる相手がいない 一応、上司がいたんですが、殆ど機能していませんでした。確認を依頼してもほぼノータッチ。トップのいうことに絶対服従で、自分の意思を持っているように全く感じられない人物。さらに、人を注意・指導することができない人で、この先もずっとこの人の下で働くのは嫌だと思いました。そして自分は、部下を持たされたり、新入社員の指導をしたりしていましたが、自分自身が学んできていないことを教えなければならないという状態。本当にこのやり方でいいのか、間違ったことや思想を学ばせているのではないかと不安になることもありました。

2.業界的な展望が見えない ECだったんですが、商材の将来性が感じられず、また個人的にもその商材についての興味が持てませんでした。入社の時点から特に商材には興味がなかったんですが、これ以上数字を伸ばしていくためには商材に対する「気持ち」の部分が圧倒的に自分には欠けていると思いました。

3.企業としての将来が見えない 正直な話、これ以上この会社にいても自分の成長は見込めないし、企業自体としても次のステージに進むことは非常に困難なのではないかと思いました。ある程度の数字を出すことはできても、次にステップアップするためには圧倒的にその数字では足りない。ただこれ以上の数字を出すことは、2、3年頑張っても難しいだろうと。そして前述したように、自分は現時点でこの場で学べることは、おこがましい話ですが、殆ど学んだだろうと思いました。

最後に、経営者の価値観や考え方は理解できるんですが、彼の行動が自分は入社当時から好きになれなかった、ということもあります。とまぁ、そういったことと、年始にあった個人的な経営者に対する不信感が爆発したことと合わせて、夏ごろから真剣に転職について考え始めました。ブラックだったんですか?とか訊かれたりしますが、個人的にはブラックとは思ってません。小さい会社はあれくらいどこでもやってるし、普通じゃないかと思います。ホワイトではないけど、ブラックでもない、普通の会社だと思います。

今回はここまで。次回は、気が向いた時にまた。 (特定されそうな気もするんですが、もし特定した人がいてもソッとしておいてください…)