先日、転職を考えているプログラマーの友人と話しをしていて、改めて自分はプログラマーにはなれないなぁと思った話。
中学生、高校生の頃はHTMLやCSSをいじったりしていて、漠然とそういう仕事がしたいなぁと思ってい。ただ、自分にはデザインセンスがないことを当時から気付いていたので、じゃぁ、プログラミングも面白そうだし、そっち勉強してみるか、と思い大学に入学した。
そして大学で、プログラミングとは?とか、データベースとは?とか、そういった基本的なことを学んで、プログラミング言語も幾つか触って課題をこなし、卒論をかいて卒業した。けれども、結局のところ、就職するときにはプログラマーという選択肢を捨ててしまった。
プログラミングの基礎的なことも理解できるし、与えられた課題をこなすとかそういうことは出来たんだけど、じゃぁ、それを使って何を作る?と立ち止まって考えた時に何一つ思いつけなかったのが、その理由。
相手の要求を正しく汲み取って要望に沿ったものを作るっていうのがプログラマーにとって大事なことなんだと思うけれど、それって極端な話、誰がやってもいい仕事であって、単価の安い海外に出したり、末端でやらせてしまえばいい仕事なんだと思うんですよね。
じゃぁ、そういった中でどうしていくのかってなると、設計段階から関わらないといけない。相手と一緒に、どういったものが必要なのか意見を引き出して、落とし込んでいく仕事。更に言えば、自分が欲しいものや、こうすれば便利になるのではないかっていうことを常に考えて気付き、それを自分で組み立てていく能力が必要なんだと思う。
さて、これを自分自身で考えた時、何ができるか。別に自分の中に、こういうものが欲しい!とかこういう挙動出来るソフトがあれば便利なのにな!とか、そういう考えが全く浮かばなかった。与えられる課題はこなせるけど、いざ何を作りたいか?と聞かれても何も思いつけない。これは、今後プログラミングを仕事にしていくのであれば自分にとって致命的な問題になりそうだな、と。